今わたしの中でブーム&わが家の定番になりつつある「重ね煮」からご紹介します。
簡単でバリエーションがきき、栄養がある。最高でしょ♡
重ね煮とは
重ね煮は名前の通り、重ねて煮る料理です。
野菜を何種類も重ねて、味付けはお塩のみ。
水はほとんど使いません。
鍋の中でゆっくりと野菜が煮えて、優しいお味に仕上がります。
何の野菜を使ってもいいのですが、重ね方にちょっとしたコツがあります。
重ね煮は陰と陽を意識するらしく、葉っぱを下に、根っこを上に重ねます。
下に入れた葉菜は上に向かって育つお野菜。体をゆるめて冷やす効果があり陰性です。
上に入れる根菜は下に向かって育つお野菜。体を引きしめて暖める効果があり陽性です。
上に向かおうとする力と下に向かおうとする力を鍋に中で組み合わせて、体を中庸(=過不足なく調和していること)を保つんですって。
重ねる順番に意味があることを知り、興味が深まりました。
陰陽調和の重ね煮料理ー横浜・鎌倉https://megu-kasaneni.com/kasaneni/
重ね煮に使う鍋
重ね煮に使う鍋は、蓋がしっかり閉まって蒸気が逃げないものを使用します。
わたしが愛用している鍋はアイリスオーヤマの無加水鍋です。
無加水鍋や無水鍋でなくても、蓋がぴっちり閉じれば大丈夫。
大きさも作る量や家族の人数によって調整してください。
わが家の無加水鍋は24㎝の深鍋です。
一回煮たら3~4日分の重ね煮が出来上がります。
重ね煮に使っている野菜
これが一回分の重ね煮に使用している野菜の量です。
結構あるでしょう?
これだけの量のお野菜を食べようとしてもなかなか難しいですよね。
重ね煮にするとかさが減るので、ぺろりと食べられるの。
このときは、下から
- 塩
- しいたけ
- しめじ
- 青梗菜
- かぼちゃ
- 玉ねぎ
- 人参
- 塩
の順に入れました。塩は鍋に何も入っていないときに入れて、最後にまたふり入れます。
重ね煮の作りかた
野菜は陰陽を意識して重ね、蓋をしたら弱火で30分コトコトと煮るだけ。
時間は野菜の量、鍋のサイズによって違います。
重ね煮の動画があって、いくつか見て勉強したのですが、人参の香りが変わるのが出来上がりのサインなんですって。
わかるかいな!と思っていたのですが、匂いの変化を感じられるようになってきました。
出来上がりに近くなるとあまーい匂いが漂うんです。
重ね煮を上手に作るポイントは蒸気を味方につけること。
野菜の水分を使って蒸すので、蓋から蒸気の出ないタイプの鍋を使用します。
それなのに、途中で何度も蓋を取ってしまっては蒸気が一気に逃げてしまいます。
なるべく我慢して、コトコト煮えるのを待つ。
一回だけ急いで作ろうと火力を中にして煮たら下が焦げました。
火力はくれぐれも弱火です。
じっくり気長に待ちましょう。
重ね煮の食べ方
30分後、蓋を開けると野菜のいい匂い。
全体をかき混ぜます。
そのまま食べてもいいし、アレンジを加えてもいいです。
わたしは容器に取り分けて保存する分と、その日に使用するものに分けます。
そのまま食べる場合はお好みで醤油をたらしたり、かつお節を乗せたり、ドレッシングをかけても美味しいです。
鍋に残った分を使って、みそ汁を作ることが多いです。
鍋に残した重ね煮に水を入れて味噌をとかすだけ。
野菜から出汁が出ているので、だしの素不要です!
また違う日には、ホワイトソースと重ねて野菜グラタンにして食べました。
仕事から帰宅して疲れている日など、簡単に作れるのでありがたい。
ストックしておいた自分にありがとうって思う。
左上のカップに入っているのはお弁当用。
こんなふうに取り分け用を作っておいても便利だし、卵焼きに重ね煮野菜をちょこっと入れるだけで栄養バランスがよくなります。
野菜グラタンの完成。
重ね煮の取り分けがあればあっという間に出来ちゃいます。
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